2013年2月18日月曜日

クラウドソーシング利用に伴う単価の低下は搾取じゃない!

最近、仕事でもプライベートでもクラウドソーシングサービスを使いまくっているので、いろいろ思うことが出てきました。

簡単に言うと、グローバル化がハンパないってことです。

例えば、今回やったような「ねちゃったー」を移植するときの話。

日本で普通の受託開発をしている会社に外注するとなると、余裕で50万円は掛かるでしょう。
ランサーズクラウドワークス等の日本のクラウドソーシングサービスを使って開発者を見つけて発注しても、少なく見積もっても20万円は掛かりそう。
一方、oDeskFreelancer.com等海外のクラウドソーシングサービスを使うと、3万円。
日本語化を加えても6万円

検討の余地すらない価格差です。

この「海外で開発+日本で日本語化」というプロセスが定着してしまうと、日本勢はローカライズ要員にしかならなくなってしまいます。

そうなると日本勢はどう出るのかというと、20万円から6万円に価格を落としてくるでしょう。
日本語化のみの3万円よりは開発丸ごとで6万円を選ぶはずです。
(もちろん、低単価の案件は無視して20万円で発注してくれる人を探す、という方針もありでしょうけど、こういう内外の価格差を知っていても利用しない会社が顧客ではない会社はこの方針は会社もろとも破綻します。)

人によってはこれを「労働力の搾取」と表現するかもしれません。
でもそれは(100%ではないですが)違います。
これは「グローバルな市場における価格の適正化」です。

「搾取」というのは、例えば大企業が中小のSIerにやってるようなことです。
つまり立場の上下、力の強弱を利用して価格を抑えこむ行為が「搾取」です。

グローバル市場に放り出されて価格を下げざるを得なくなるのは、労働単価の低下という結果だけが搾取の場合と同じであって、中身は全然違います。
これを搾取だと言い続ける限り、グローバル市場に死体が積み重なっていくでしょう。

もちろん、誰か分からない人と仕事をすることに対する抵抗感からクラウドソーシングをそもそも使うことを考えない人もいるので、そういう人たち向けに従前の単価で仕事をして生き抜いていく会社もたくさんあるでしょう。
お互いベッタリの関係で体力のある大企業は大丈夫でしょう。

なので、グローバル市場に打って出ない会社は死ぬ、と言うつもりもないですし、大企業もクラウドソーシングに順応しろ、と言うつもりもないです。

ただ、フリーランスのエンジニアとか中小企業はちょっと危機感を持った方が良い気がします。
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